小児矯正
子どもの矯正ってどれくらいかかる?成長段階に応じて解説
子どもの歯並びが気になる親御さんも多いのではないでしょうか?
実際、矯正治療は早い段階から始めることで多くのメリットがあります。
しかし、治療にかかる期間や費用についての不安も少なくありません。本
記事では、子どもの矯正治療にかかる期間を成長段階に応じて詳しく解説し、親御さんが知っておくべきポイントをご紹介します。
子どもの矯正ってどれくらいかかる?
子どもの矯正治療にかかる期間は個々のケースや治療開始年齢、使用する装置、親御さんの考え方によって異なります。
子どもの矯正治療は第1期治療と第2期治療がある
「子どもの矯正」とは、基本的に中学生(15歳)くらいまでの矯正治療を指します。
子どもの矯正治療は、乳歯の段階から永久歯の生え替わりが終わるまでの第1期治療と、永久歯のみになってからの第2期治療に分けられます。
第1期治療
おおよそ3歳から12歳まで。永久歯が生えるスペースを確保し、あごの成長を利用して生える土台を整える。
第2期治療
永久歯が生え揃ってから。
大人の矯正と同じく、歯並びや噛み合わせを整える。
第1期の矯正期間
第1期治療は乳歯が残っている期間に行い、主な目的は永久歯が生えてくるスペースを確保するためにあごを広げることです。
この治療を行うことで、後に歯を抜かずに矯正できる可能性が高まります。
改善の状態によっては、第2期治療が不要になることもあります。
【期間】
一般的には小学校に入ってから始めて長くて6年程度。
ただし、ケースによっては必要のない場合もあります。
第2期の矯正期間
第2期治療は永久歯が生え揃ってから行います。
治療内容は成人矯正と同じで、歯並びや噛み合わせを整えます。
第1期治療を受けた場合、第2期治療が短縮されることもあります。
【期間】
1年半~2年半程度。
保定装置の装着期間としてさらに2年程度必要。
骨格的な問題がある場合はさらに期間が必要です。
子どもの矯正期間が長い理由
矯正をはじめるまでが長いから
カウンセリングから矯正スタートまでの期間は、精密検査や矯正装置の製作が必要なため、一般的に2ヶ月程度です。
事前の処置が必要な場合はさらに長くなります。
歯は少しずつしか動かせないから
歯科矯正は1ヶ月に0.3〜0.5mm程度と少しずつしか歯を動かせません。
歯根膜の性質と骨の代謝機能を利用して歯を動かすため、安全に治療を行うには適切な力で少しずつ歯を動かす必要があります。
保定期間について把握していなかったから
矯正治療には「矯正期間」と「保定期間」があります。
矯正期間が終わった後、リテーナーを装着して歯並びをキープする期間があり、これを把握していないと「矯正期間が長すぎる」と感じることがあります。
治療期間を長引かせないためにできること
丁寧に歯磨きをする
治療期間中は虫歯のリスクが高まるため、丁寧な歯磨きを心がけましょう。
装置と歯の間に汚れが溜まりやすくなるので、特に注意が必要です。
装置の着用時間を守る
第1期治療で使用する矯正装置は取り外し可能なものも多く、着用時間を守らないと期待した効果が得られません。
治療期間を長引かせないためにも、指示された着用時間を守りましょう。
子どもの矯正を検討すべきタイミング
不正咬合を指摘された場合
3歳児の検診で不正咬合を指摘された場合は小児矯正を検討しましょう。
指や舌の悪習慣が原因であれば、舌癖トレーニングで改善することもあります。
歯の生え変わりのタイミングで異常が見られた場合
乳歯から永久歯に生え変わる時期に異常が見られた場合は、小児矯正を検討しましょう。
早期の治療が必要です。
永久歯が生え揃った時期
永久歯が生え揃った時期には、第2期治療を進めます。
中学生の思春期にあたる時期には、ホワイトワイヤーや透明なマウスピースを使えば、目立たずに治療を行えます。
小郡さくら歯科
お口の健康を守るためには予防が大切です。
しかし、虫歯や歯周病になってしまった場合には、それらを完治できるような最善の治療を受けていただきたいと考えています。
小郡さくら歯科では、虫歯や歯周病の再発を最大限防止し、治療後の健康な状態が可能な限り長く続くような診療を行っています。
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小郡さくら歯科
TEL:0942-75-1175
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