ホワイトニングには多くの種類があり、それぞれに異なる特徴や効果があります。
本記事では、ホワイトニングの基本情報とともに、各種類のホワイトニング方法について詳しく解説します。
自分に合ったホワイトニング方法を見つけるための参考にしてください。

ホワイトニングとは

広い意味での「ホワイトニング」は、歯の表面に沈着したステイン（お茶やコーヒーなどに含まれる色素や、タバコのニコチン・タールなど）を除去し、さまざまな原因で色が変わった歯を白くすることを指します。
また、狭い意味での「ホワイトニング」とは、歯を削らずにブリーチング（漂白）して白くすることを言います。
歯の色が変わる原因は様々ですが、ステインなどの外来色素が歯の表面に沈着した場合は、歯科医院でクリーニングを行うと、本来の歯の色を取り戻せます。
歯の汚れを落とす「クリーニング」と、歯を漂白する「ブリーチング」では、より効果が高く、歯を白くするのは「ブリーチング」です。
ブリーチングでは、過酸化水素や過酸化尿素といった薬剤を使用するため、歯科医院でのみ取り扱われます。

ホワイトニングの種類

セルフホワイトニング

セルフホワイトニングは、歯の表面の着色を除去する方法です。
専門店やサロンで行われます。
専用の設備を使って自分で施術を行うので、気軽に始められます。
歯科医院で行うホワイトニングと比べて、使える薬剤や設備に制限があります。
また、歯の内部を白くすることはできません。
歯の表面の汚れを落とすことで白くするため、本来の歯の色よりも白くなることはありません。
費用が比較的安価である点がメリットですが、口内の状態を確認してもらえないため、問題が起きても気づけないことがデメリットです。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯の内部から白くする方法です。
歯科医院で専用のマウスピースを作成し、提供される薬剤を用いて自宅でホワイトニングを行います。
毎日30分〜2時間、2週間程度かけてホワイトニングするのが一般的です。
少しずつ白くするため、色の後戻りが緩やかで、長期的に白さを維持できます。
ただし、過度にホワイトニングを行うとしみる症状が出ることがあるので注意が必要です。歯が変色した原因によっては効果が出ない場合があり、効果を実感するまでに時間がかかることがデメリットです。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うホワイトニングです。
ホワイトニング剤を歯に塗布し、一定時間光を当てて歯の内部から白くします。
ホワイトニング効果が高く、1回の施術で白さを実感できる場合もありますが、理想の白さにするためには数回の施術が必要なことが多いです。
色の後戻りが早く、長期的に白さを維持するためには定期的な施術が必要です。
結婚式など短期間で歯を白くしたいときに適しています。
しみる症状が出ることがあり、歯が変色した原因によっては効果が現れないこともあります。
歯科医師や歯科衛生士が施術を行うため、問題が起きた場合はすぐに対応してもらえる点がメリットです。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。¥
オフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングの持続性を両方得られます。
しみる症状が出ることがあり、歯が変色した原因によっては効果が出ない場合もあります。歯科医院と自宅での施術時間を確保する必要があり、費用も高いことがデメリットです。

インターナルブリーチ／ウォーキングブリーチ

強い衝撃などが原因で変色した歯に行うホワイトニング方法です。
歯の中に脱色剤を詰めて、歯の色を改善します。
歯の神経の処置が完了していなければ受けられません。
神経が壊死したことで変色した歯には、通常のホワイトニングは効果がありませんが、インターナルブリーチ／ウォーキングブリーチはこのような歯も白くできます。

まとめ

ホワイトニングを選ぶ際は、自分のライフスタイルや、歯の状態に最も合った方法を選ぶことが重要です。歯科医師としっかり相談し、自分に合ったホワイトニング方法を見つけましょう。

小郡さくら歯科

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